8月2~31日に頒布予定の限定御朱印です。 
 8月1日は当山の山門・新盆大施食会が厳修される日です。施食会は各家の御先祖様、普段頂いている命(肉、魚など)、生きとし生けるものすべてに対する供養の場です。当山では法要中に『妙法蓮華経如来神力品』というお経を読みます。妙法蓮華経に収めされており、妙法蓮華経の総まとめと言われているお経です。その内容は、釈尊が弟子たちに十種の神通力を示し、如来の一切の「正法」、「衆生救済力」、「秘密の教え」、「修行の実践方法」が、全てこの妙法蓮華経に書いてあると説き、いくら神通力を示してみても、この妙法蓮華経が説かれる時に生じる功徳を言い尽くすことはできないと強調されています。
 道元禅師は遷化(僧侶が亡くなること)される直前に、療養されていた部屋で神力品を読みながら経行され、またその部屋の柱に神力品の一節『若しは経巻所住の処、若しは園中に於いても、若しは林中に於いても、若しは樹下に於いても、若しは僧坊に於いても、若しは白衣の舎にても、若しは殿堂に在っても、若しは山谷曠野にても、是の中に、皆応に塔を起てて供養すべし。
所以は何ん。当に知るべし。是の処は即ち是れ道場なり。』を書き残し、「妙法蓮華経庵」と名付けたと伝えられています。
 私たちが今いる場所が道場である。日々の行持に精進し、これからも「ご先祖様と共に生きる」をテーマにお勤めしたいものです。

※好評につき、7月より実験的に始めました月限定御朱印に御詠歌の歌詞を加え、見開き御朱印に変更を+200円でお受けするようになりました。ご希望の場合多少お時間がかかることがあります。ご迷惑をお掛け致しますが、よろしければ、お問合せ下さい!
 ※内容が変わることがあります。ご了承ください。

『神力品』 500円(歌詞入り見開きは700円)

※7、8月合同限定御朱印『迎火』の詳細はこちらへ